短い回答:50ドルから20,000ドルです。
長い回答:複雑です。以下のような多くの要因に左右されるからです。
それでは、それぞれの要素について詳しく見ていきましょう。
英語とスペイン語の翻訳は、スワヒリ語や日本語のような希少な組み合わせよりも安価ですが、これはこうしたサービスを提供する人々や企業の数が多い(そして技術ベースのソリューションが豊富にある)ことが理由です。この傾向は、ビジネスや法的目的に関する専門的な翻訳・通訳の場合は、特に顕著です。
10万語の翻訳には、1万語よりも時間とコストがかかります。5日間の通訳は、1日よりもコストがかかります。2時間の長編映画の字幕や吹き替え音声の作成は、10分の短編映画よりもコストがかかります。たまに「ボリュームディスカウント」を要求されることがありますが、「規模の経済」が翻訳・通訳の仕事にはあまり当てはまらないので、めったにうまくいきません。
翻訳は通常、「単語数」で請求されます。(文字数、行数、ページ数で計算されることもあります)これは、(Word文書などの電子テキストを翻訳する場合)「ソース」言語に基づくこともあれば、(手書きやPDFなどの処理が困難なテキストを翻訳する場合)「ターゲット」言語に基づくこともあります。通訳は、一般的に1日単位で料金が発生します。(半日、1時間、1分単位の場合もあります)同時通訳の場合は、(人数が多くなる等の理由から)逐次通訳とは料金が異なります。聞き取りや字幕作成は(翻訳の有無にかかわらず)時間単位で請求されることがあります。これは、オリジナルの音声・映像の長さ、または作業に要した時間のどちらかになります。 DTPや写植(印刷やデザイン用に外国語のテキストをレイアウトすること)は、ページごと、時間ごと、または作業全体の一括料金として請求される場合があります。
翻訳者の多くは、急ぎの場合は追加料金を請求します。また、通訳者も週末や通常とは異なる時間帯に仕事をしなければならない場合(例:お客様が違うタイムゾーンにいるため)、追加料金を請求します。
複雑な契約書や古い家系の記録を翻訳する場合は、当然ながら簡単な手紙よりも費用がかかります。また、医学会議での通訳は、観光地での来場者の案内よりも費用がかかります。
ボランティアやアマチュアでもできる仕事もあれば、一流のプロが必要な仕事もあります。(状況によっては、特定の資格や守秘義務、または「第二翻訳者によるレビュー」が義務付けられる場合もあります)どれも料金に影響します。
コンピュータ支援翻訳(CAT)は、作業を迅速かつ安価にすることができますが、一部の状況でのみ有効です。同時通訳には特別なブースや機材が必要となり、遠隔地の逐次通訳も、特別なハードウェアやソフトウェアが必要になることも少なくありません。これらも当然コストに影響します。
先進国や物価の高い国に拠点を置く翻訳者・通訳者は、発展途上国や通貨安の国に拠点を置く翻訳者・通訳者に比べ、当然ながら料金が高くなる傾向があります。
短い文書や簡単な会話を翻訳するために、パソコンや携帯電話でGoogle Translateなどの無料機械翻訳サービスを利用する人が増えており、その質は常に向上しています。しかし、有名なトリレンマがあります:良い・早い・安いをすべて同時に適えるのは不可能です。
ただし、今日では、それは「良い・早い・安い、3つのバランスを図ったスイートスポットを決めよう」という下記の3Dモデルに取って代わられているのでしょう。例えば、「安くて速い」を最優先するならば、品質を犠牲にしながらも機械翻訳を選択するかもしれません。弊社は、以下の星印の場所に身を置いています:最高品質を保持しながら、リーズナブルなスピードと価格を常に目指しています。
慈善事業などのための通訳は、ボランティアによって無償で行われることもあります。(五輪大会では数千人が通訳をしたりします)また、駆け出しの翻訳者も、経験を積む目的でチャリティーのために無料で働くことがあります。映画も、「ファンサブ」というやり方で翻訳された字幕が無料で提供されることがありますが、これは必ずしも合法ではありません(著作権を侵害する可能性があります)。そして、私たちのような経験豊富な翻訳者・通訳者でも、自分が信じる目的のために無料(プロボノ)や割引料金で仕事をすることがあります。
このように、「翻訳料金はいくらですか」「通訳はいくら掛かりますか」といった質問に対して、簡単にお答えすることはできません。一般論として、弊社がサポートする特定団体(主にゴリラ保護に関連したチャリティー)でない限り、短い仕事でも50ポンド/50ドル/1万円以下で引き受けることはほとんどなく、大きな仕事では2万ポンド(350万円)以上になることもあります。料金は必ずその案件の詳細によりますので、まずできるだけ多くの情報を含んだお問い合わせを弊社まで送り、見積もりをご依頼ください。
ある翻訳会社では1ワードあたり0.10米ドル、別の代理店では原稿用紙一枚当たり1000円というように、まったく違う料金体系が提供されることがあります。どのように判断すればよいのでしょうか。弊社では、これらのコストを変換して比較できるツールを作成しました。(以下のビデオクリップもご参照ください)